胸毛の処理
胸毛が苦手だという女性が多いことから、胸毛にコンプレックスを持っているという日本人男性は多くいます。欧米では胸毛がセクシーだという女性が多く、胸毛をコンプレックスに感じる男性は少ないです。この違いの原因として、欧米人には胸毛アリの人が多くて、日本人には胸毛アリの人が少ない、ということがあります。
日本人に胸毛の生えている人が多かったら、生えていることが当たり前となり、「胸毛が苦手」という女性も少なかったのかもしれません。とはいえ胸毛にマイナスイメージを持たれやすい現状では、胸毛は処理しておいた方が無難です。
胸毛の処理方法は剃る、抜く、溶かすのが一般的。どの方法にもメリットとデメリットがあるので、自分に合った方法を見つけて胸毛のコンプレックスから解放されましょう。
自分でできる胸毛の処理方法
剃る
胸毛を「剃る」のは最も手軽で簡単な方法です。カミソリさえあればできます。剃るときに失敗しなければ痛みを感じることもありません。デメリットとしては頻繁に剃らなければいけないことです。剃ってから2~3日でまた目立つようになってくるので、その度にまた剃らなければならず、煩わしさを感じる場合も。
また、胸毛が濃い場合、ひげを剃った後のように沿った部分が青っぽくなってしまうこともあります。頻繁に剃ると肌にも負担がかかり、剃った後が赤く肌荒れしてしまったり、処理後にチクチクとした感触が残るのも嫌な点です。
抜く
胸毛の本数が少ない場合は、1本1本ピンセットで抜いていくこともできます。しかし、毛量が多い場合はかなりの時間と労力がかかるので、脱毛ワックスを使いましょう。脱毛ワックスなら一度に広範囲を脱毛することができて時間もかかりません。毛を根元から抜いてしまうので、また毛が生えてくるまでに3週間くらいかかります。
この方法なら頻繁に胸毛の処理をする必要がありません。デメリットは、健康な毛を根元から引きちぎるため、かなりの痛みを伴うということです。また、痛みだけではなく、毛穴の炎症や肌の色素の沈着など肌トラブルを引き起こすリスクもあります。自分で行うにはそれなりのテクニックが必要になるでしょう。
溶かす
脱毛クリームは胸毛にぬってしばらく時間を置くだけで毛を溶かしてくれます。そのあとは洗い流すだけ。毛を溶かすので残った毛の先は丸くなり、剃った後のようにチクチクとした肌触りが残らないのも特徴です。一度に広範囲を処理することができ、痛みもありません。デメリットは、肌がかぶれたり荒れたりすることがあるということです。
また、根元からではなく毛の途中から溶かすので、剃ったときと同じようにすぐに再生してしまいます。毛が濃い場合にはあまり効果がないことも。
効果的なのは?
最初にも述べたように、どの方法にもメリットとデメリットがあります。そのため、どれが効果的かは一概にはいえませんが、手軽さを求めるなら剃るか溶かす、効果の持続性を求めるなら抜くのがいいでしょう。費用をかけたくなければ剃る、肌が強い方であれば抜くか溶かすが効果的です。いずれの方法でも、処理後は化粧水をつけるなどアフターケアをすることが大切。
胸毛のコンプレックスを解消するため、肌にダメージを与えてしまったり、処理することがストレスになっては意味がありません。無理のない処理法を選び、状況に合わせて使い分けるようにしましょう。
自分ではうまくできそうにないという方は、クリニックやサロンでレーザー脱毛、光脱毛を受けるという選択肢もあります。コストがかかるのがデメリットですが、効果は長続きしますし、肌にも比較的負担が少なくてすみます。